理事長挨拶

保育理念

  当法人は、「子どもの最善の利益」を念頭に保育園と保護者がともに協力して子の育ちを支える法人運営を目指しています。そして地域の要求に応え、充実した保育園の運営と質の高い保育を目指し、より豊かな社会に貢献することを「法人理念」とし、子ども一人ひとりを大切にし、保護者とともに子どものより良い成長を願い、地域に愛される保育園を目指すことを「保育理念」としています。

  保育目標としては、「心もからだも元気なこども」そして「生きる力を育む保育」を目標としています。具体的には、社会性を養い生活力を身につけるために「よく遊ぶ」ことを、体力をつけて元気に活動し免疫力を高め強靭な身体をつくるために「よく食べる」ことを、そして健全な身体の生育と基本的な生活習慣の構築のために「よく寝る」ことを大事にしています。                                                                            保育園での生活として、異年齢児との関わりや集団生活を通して自主性や協調性などの社会性を身につけ、自分で気づき、自分で考え、自分で行動できる力を養うことを大事にしています。また、保育園での体験や発見ができる取り組みとして、運動やリトミックや畑の耕作など様々な経験をすることで多種多様な成長の可能性を伸ばし、失敗を恐れず何事も積極的に取り組む心を育む保育を目指しています。そして、地域との関わりを積極的に行い、家庭や保育園以外の人や様々な考えを持つ人に触れ合うことにより多様な価値観を育み、自分以外のお友達や人にも愛情を持てる人間性を備えた子どもに成長することを目指しています。                                                                             

  最近良く注目されているコンプライアンスについては、「子どもの権利」を守り、「保護者の権利」を大事にし、「職員の権利」を維持し、「保育園運営に係る法令」を遵守し、保護者と行政と保育園と職員がともに協力するコンプライアンス体制の構築を目指しています。具体的には子どもの権利として「生きる権利」「守られる権利」「育つ権利」「参加する権利」を大事にし、保護者の権利として「個人情報が守られる権利」「知る権利」などを大事にし、職員の権利として「労働関係法令」「就業規則」などに定められた権利を維持し、保育園運営に係る法令として「児童福祉法」「子ども子育て支援法」「保育所運営基準」「保育所保育指針」社会福祉法人法」などの関係法令を遵守していきます。

 平成18年7月1日に定員60名の認可保育園として新座市野火止に「すぎのこ保育園」を開設しましたが、当初は新米のよちよち歩きの保育園でした。その後保育園運営経験を積み平成26年4月1日に新座市の要請を受け定員120名と大幅に定員を増やし、また大きなホールと広い園庭を備えた保育園となりました。                                                                                                   また、志木市の要請を受け平成31年4月1日に志木市館に定員90名の「館第一すぎのこ保育園」を2園目として開設し、令和2年4月1日には同じく志木市館に「館第二すぎのこ保育園」を3園目として開設し現在3つの保育園を運営しています。

 保育園は3園となり、子どもの受け入れ可能な定員総数は300名に、職員は100名弱と開園した当時と比べると大きくはなりましたが、子ども達と保護者に寄り添い、職員を大事にし、保育園に必要な保育用品の購入や設備更新は前向きに実施し、日本の将来を担う子ども達の成長をともに支えていきたいと思う気持ちは開園当初と変わりはありません。

 子ども達は、はじめて保育園という新しい社会に元気いっぱい胸をふくらませて集団生活に入ることになり、子ども達の健やかな成長は、家庭と保育園の協力体制があってこそ可能となりますので、両者がそれぞれの役割をしっかり認識し、子どもたちが楽しくより望ましい園生活を送るために努力しあっていきたいと思います。

  設立当初から現在に至るまでに大過なく運営できましたことは、多くの関係者並び関係機関、そして保護者様とご家族様、また職員一同のご理解とご協力の賜と深く感謝申し上げます。

 

令和2年7月吉日
社会福祉法人シンエイ福祉会
理事長 神杉 敏夫